最近の天文機器は、ケーブル類を少なくするというか、
ケーブル類をまとめるために、電源を兼ねたUSBハブとか、SWITCH機器とかを使う。
気づかなかったが、これによる弊害もある。
1つは、電源の容量が本当に足りているか、
もう一つは、USBが使用する帯域が足りているか、だ。
全部一つにまとめるのは、(少しだけだが)リスクが増大する。
CAAを導入後、カメラとの接続が途中で切れて撮影が失敗するという事例を聞いた。
CAA導入前は何も問題はなかった、という。
おいらの場合、CAA導入後もカメラ関係には問題はないけど、、、。

SVBONYには、フルにUSBをつないでいる(画像右側)。
電源は12V10Aであり、電源はかなり余裕がある。
上から、
1.Gemini(鏡筒の蓋兼フラットパネル,USB2)
2.ZWO CAA(電源なし,USBから給電,CAA側はUSB-CだがUSB2)
3.ZWO ASI6200MCPro(USB3指定)
これに、EFW、ガイドカメラASI220MM-miniを接続
4.フォーカサー(USB2)
5.従来のローテーター(NINA未接続,USB2)
この画像左側の電源部には、先日訪問時に上記の4.5.の電源を接続した。
赤道儀だけは別系統で電源(24V)もUSBもパソコン直結であるが、
カメラ以外は電力を喰うものはない。
(鏡筒の巻き付けヒーターは喰うかもしれないが)
別に問題はなかろう。
実際に、安定して撮影中は20W程度で1A~2Aまでは喰っていない。
これなら、12V5Aでも十分ではないかと思う。
1つだけ、怪しくなった現象はある。
以前は、カメラとパソコンはUSB3直接接続だった。
フラット撮影時、短時間露光(0.001秒)で100枚連続でも問題はなかったが、
SVBONYにまとめてから、短時間露光で100枚連続では途中から失敗する。
理由は、カメラ内蔵のバッファメモリがパンクして転送できないのが原因。
普通に5分露光で撮影する分には(今も昔も)何の問題もない。
こういったことを考えると、カメラだけはパソコンと直接接続がいいのだろうな。
次回訪問時には、カメラのUSB接続を見直してみるとするか。

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