勝山市にある福井県立恐竜博物館で、「獣脚類」をメインテーマとする展覧会が先月から始まっている。
いきなり専門用語をぶつけてきており、その意気込みが感じられる。
恐竜は大きく3つに分類され、
・竜盤類-竜脚類 巨大な草食恐竜で有名
ブラキオサウルス、ディプロドクス、マメンチサウルスなど
〃 獣脚類 ティラノサウルスなど肉食の恐竜が主流
ラプトル系は小柄だが半分鳥みたいなものだし、
現代の鳥類もこの系統から派生
・鳥盤類-鳥脚類 トリケラトプス、ステゴサウルスなど、派手目のもの
イグアノドンなど派手でないものもいる
主に草食
中でも目玉はスピノサウルス(獣脚類)の全身骨格。
スピノサウルスを主役に持ってきたこと自体がかなりマニアックである。
このスピノサウルスというのが恐竜マニア(学者も含めて)にとって長年の謎であった。
戦前には、エジプトで全身骨格が発掘され、ドイツに保管されていた。
特徴は、ティラノサウルスよりも大きいが、骨格が他の恐竜とは違って
魚類を食べていたような半海生型ではないかといわれてはいたが、
第2次大戦で焼失してしまってから、幻の恐竜となってしまった。
近年、新たなスピノサウルスの全身骨格の発掘が進み、
ようやく全貌が明らかになりつつあるとなったわけである。
福井県勝山市でも、スピノサウルスの歯の化石が出土している。
福井県立恐竜博物館では、人間の頭上に吊り下げられ、
下から見上げるような形でその独特な骨格が見学できる。
(本物ではなく模型ではないかと思われるが、その大きさには圧倒される)
恐竜王国にふさわしい展示内容である。
(JR福井駅周辺にはでかい恐竜がうようよだ)
行きたいんだけど、夏休みだし、土日は混雑するだろうなあ、実際混雑しているらしい。
11月まではやっているから、涼しくなって落ち着いたころには行きたい。
と思っているだけで実際に行くかは?だけどな。
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