人手不足の方は、奴隷不足と言い換えたほうがしっくりくる。
そもそも田舎だから給料も安く、その上長時間労働にも耐えられないので、
都会に出ていくだけの話だ。
本当に人手が欲しいのなら、高額な給料を出せばいい。
しかし、それをやると、社員全員の給料も底上げしないと、
となって経営者側はやりたくないだろうな。
少子化は言わずもがなであり、もう何をしても無駄である。
田舎には何の魅力もない。
自然はあるだろうけど、それだけでは食っていけない。
働く場所も少なく、
田舎の古い爺連中がうるさいことを言うし、
色々地域の作業には出ろと言われるし、
こんな状態では若者、若い女性から逃げ出すに決まっている。
うちの子供(女)も田舎や嫌だといって都会に逃げていった。
おいら自身も逃げることができるのなら逃げ出したい。
(しがらみがあって逃げ出せない)
今すぐ急にというわけではなく、ゆっくりと進み、
気が付くと町単位で消滅して行く。
今の高齢者がまるごと消える30年後には、
山間部には誰もいなくなるだろう。
田舎の県でも県庁のある市や、
人口がそこそこあるところは何とか残るだろうが、
へき地は誰もいないかポツンと数軒が点在するだけになる。
今やるべきことをやらず、先送りばかりしていても何にもならない。
というより、何もできないというべきか。
静かにゆっくりと滅んでいくだけ、という未来しか見えない。
北海道=僻地という認識はけっこう久しいです。本来は無医療地域の呼称だったそうですが、今はそれ以外の無教育施設、無商業施設も含めてそう呼ばれますね。道内は病院や医師の無い地域が沢山あって、今はその地域で事故が発生した場合、ヘリコプターと医師が派遣されるシステムが根付きました。私の親戚も数名そのお世話になりました。でも日常の医療はやはり数十キロ離れた病院のある市町村まで行かないといけません。
教育施設は、高校の無い市町村が大半で、大学はもともと数が少なかったので、私も含めて地域の子供のほとんどは中学卒業後、札幌圏か首都圏に進学しました。今は私の学生時代と比べて半数以上の小中学校が廃校となりました。
商業施設も多くが廃業し、コンビニのセイコマートなどがその地域の主要商業施設に置き換わりつつあります。コンビニには、キャッシュコーナーもあるしマイナンバーカードがあれば役所窓口機能もあるし、これが正解かなと思います。僻地に今でも残っているのは、飲み屋とキャバレーそれとパチンコ屋(笑。ある意味労働者の活力の源かもしれませんね。
北海道の水産業は衰退したとは言え、国内海産物の主要供給源ですし、農産物の道内自給率は200%以上あって、国内の主要供給源となっています。近海の水産業は、栽培漁業と言う卵から孵化させて海洋に散布する計画的な漁法でかなり水揚げ高が回復しました。ただ、クラスメートで実家が遠洋漁業の息子だった子のうち家を継いだものはゼロでした。一年の大半を海の上で過ごすのはやはり嫌だったようですね。もっとも今は遠洋漁業そのものが大幅に縮小してしまいましたが。
帯広圏の農家の平均貯蓄は1億円を超えます。平均年収は1000万円以上で、実は札幌圏の人たちより生活が安定していたりします。別海から根釧にかけての地区では、人の頭数より牛の頭数の方が圧倒的に多くて、関東圏の乳製品の拠点となっています。
復活が無理そうなのが林業。輸入材のほうが安いし仕事がきついので、後継者も居なくなってしまいました。実は私の親が林業でした。道内の国鉄は、山で切り出した木材の運搬のための鉄道でしたが、現在はその木材ヤードはがらんとして空っぽです。今や針葉樹のほとんどがカナダや東欧圏からの輸入材ですね。
北海道は馬産地で、私の中学校のクラスメート45人のうち牧場の子供が5人以上いましたが、ほぼ全員家を継がなかったです。理由は、「俺は馬分臭い仕事は嫌」とか「365日休みが休みが無いのは嫌」という理由でした。牧場主は海外に買い付けに行ったりとか家にベンツが数台とかなかなか優雅ではあったのですが、それよりは他の仕事の方が魅力だったようです。今馬産地で馬の面倒を見ているのは出稼ぎで来ているインド人だったりします。家を継がなかった子供たちは、航空学科に進学したものや某製薬会社の研究員になったもの、医者になったもの、道庁職員になったものなど様々だったので、本人にとってはそれが正解だったのでしょう。
この数十年のうちに僻地化と過疎化が大きく進んだのが蝦夷地ですが、それでもみんなまあなんとかやっているという状況でしょうか?
n2068ddさん、おはようございます。
北海道の現実がよくわかります。
日本人の子供はホワイトカラーへ、その穴埋めに外国人労働者で何とか踏ん張っているという状況でしょうか。
内地も似たようなもんです。
奈良や長野や静岡の山間部には所々にヘリポートだけはありましたよ。
結局田舎はさびれて都会に集中するのは同じです。
もうこの流れは誰にも止められませんね。