今から20年ちょい前の話、
インテルのCPUは、Pentium3 から Pentium4 の時代になったころだと思う。
この Pentium4 だが、最新、最高速の触れ込みで華々しく登場したが、
いち早く飛びついたマニアの受けはあまり良くなかった。
もっさりしている、と。
その原因は、パイプラインを深くしすぎたことによる影響だといわれている。
コンパイラの最適化次第だとは思うが、
命令セットが理想通りに動くなら、滅茶苦茶爆速になるはず。
しかし、実際のアプリケーションはそうではなかったということで、
(インテルの命令セットはRISCみたいに長さが一定で単純化していない)
深くしたパイプラインが逆効果となり、左程速くはならなかった、という話だ。
ただ、クロック数自体は歴代CPUでも速い部類で、
なんとか力業でぶん回していたのが実情だったらしい。
だから、マニア層やゲーマーはもっさりしている、と表現したのだろう。
ちなみに、おいらもPentium4は何個か購入している。
CPU自体のバグはなく、それなりに歴史に残ってもいいCPUだが、
インテルは黒歴史化して闇に葬ろうとしている節がある。
CPUのその後は、Pentium4 を亡き者にし、
Penium3 の系列である PentiumM から、CoreDuo、Core2Duo、Core iシリーズと
歴史的にはそのような流れとなってきている。
だから、Pentium4 は進化の過程上、枝分かれして絶滅種となったので、
インテルは黒歴史化したかったのだろう。
例えは悪いかもしれないが、人類の歴史として、
約60万年前のホモ属のハイデルベルゲンシスあたりから、
その後、ネアンデルターレンシスやサピエンスが登場する。
ネアンデルターレンシスやはヨーロッパ・中近東あたりでの勢力があったが絶滅した。
サピエンスはアフリカで誕生し、その後、中近東、ヨーロッパ、アジア、南米へと広がる。
現在の人類史では、ネアンデルターレンシスは人類としては側枝であり絶滅種で、
サピエンスしか残っていない。
こう考えると、インテルの正統派CPUをサピエンス、
絶滅した Pentium4 をネアンデルターレンシスに
なぞらえてみるとインテルの戦略と全く符号が合う(と個人的には思っている)。
現実には、コーカソイドやモンゴロイドには、ネアンデルターレンシスのDNAが混じっている。
アフリカから出なかったネグロイドにはそのDNAは無い。
現在のインテルCPUにもPentium4の技術(DNA)は、Core i や、Core Ultraにも一部は
受け継がれているかもしれない?(ソース未確認)かと思うと
CPU進化の在り方としては偶然でも人類の進化と似ていると思う(強引すぎるか?)。
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