二日目、天気は快晴ではない。
帝釈峡の遊覧船に乗ろうかと思っていたが、
早めに着いたこともあり様子を見ていたが、
誰も客が来ず、本当に遊覧船が動くのか心配になってきた。
ここって、単なるダム湖であり、わざわざ遊覧船に乗るほどのものか?
新緑の5月や紅葉の10月ならともかく、
今の時期って結構微妙だよなと思って、どうでもよくなってきた。
ここはパスして次へ行こう。
元々の予定は、岡山県倉敷へ行き、
倉敷の散策と大原美術館という、お決まりのパターンを考えていた。
その後、酷道429(シニク)でも走ろうかと思っていたが、
429も酷道区間は3か所あるが短く、昨年の酷道439(ヨサク)のような
王者クラスではない。
といったわけで、あまりにも平凡過ぎてちっとも面白くない。
美術館ならもっと面白いところがあるはずと思って
検索したところ、島根県安来にある、足立美術館がよさそうなので
島根県へ戻る。
何のために広島県に来たのかさっぱりわからなくなってきた。
ここは広島県の庄原市なので、かなり山奥だ。
そこから島根県安来市へと向かうルートは、またしても下道コースとなる。
山間部を下道で、となると、道幅は細くねくねでほんまかいな?
と思いつつ騙されたと思ってナビの通りに行ってみることにした。
すると、山奥の道なのにずいぶんと立派な道路ではないか。
信号もなく、道幅は広く、くねくねでもない、立派な道路であった。
これで下道コースを行かせる訳が分かった。
道路建設にかけるお金が潤沢なのだろう。
どうも山奥の道路は細くくねくねしているとの先入観があったが、
中国地方は例外なのだろう。
四国や紀伊半島や九州、静岡なんかは細くくねくねしているのは当たり前だ。
広島県庄原市の山奥には猫山スキー場があり、今でも雪が残っている。
今はスキーはできないが、よほど雪深いところなのだろう。
道路脇に所々雪が残っている。
道路標識には、米子や松江の案内がある。
広島県庄原市を超えると島根県かと思ったが鳥取県だった。
鳥取県の南西部にあるところで、広島県と接しているとは思わなかった。
そして足立美術館へ。
この銅像のおっさんが島根県安来市出身で財を成して田んぼの真ん中に庭園を造った。
手入れも行き届いており、23年連続で庭園日本一の座についている。
この美術館が凄いのは、庭園(撮影可)もそうだが、美術館としてもすごい。
北大路魯山人の焼物や彫刻が無数に展示してある(撮影は禁止)。
あと親交のあった画家(横山大観やその他の画家)の絵画の展示もある。
実に素晴らしい美術館であった。
そして帰宅して新聞を見たら、北陸新幹線開業の記事ばかり。
小泉孝太郎が来ただのブルーインパルスの飛行があっただのと、
そういえば北陸新幹線が開業したのだな。
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