祖父は満106歳と長生きした。
数えでは108歳と位牌には書かれている。
死去する前は、おそらく市内で最高齢だったと思われる。
高齢者は圧倒的に女性が多い。
男性高齢者は女性高齢者より1桁少ない。
ここ数年は、県内の男性最高齢は107歳で推移していた。
敬老の日の新聞で県内最高齢は何歳だとかの記事が出る。
祖父もあと1年長生きすれば県内の男性最高齢になれたかもしれないが、
そんなことはもうどうでもよい。
長生きするとお金がかかる。
生きているだけでお金がかかる。
祖父も年金や恩給(軍隊にいた)はあったが最低ランクであり、
ないよりはましかなと思われる金額だ。
102歳あたりまでは自宅で介護してきたが、
動けなくなり、要介護度が上がって施設に入れるようになった。
施設に入れたのはいいが施設費用が掛かり、それは我が家の負担だ。
生きているだけで毎月お金が飛んでいく。
考え方にもよるが、自宅で介護というのは金銭的な負担よりは、
精神的な負担がかなり大きい。
施設に入れたら精神的な負担はほぼゼロになった。
それを考えると、施設費用が掛かったとしても、
精神的な負担がゼロであれば、お金だけの問題なので、
結果的にはそれでよかったのかもしれない。
ただし、終わりが見えないので、いつまでというのがわからず
長生きすればするほど費用は掛かる。
本人がぼけてもおらず身体が自在に動けるなら長生きしてもいいが、
大多数はそうではないので、80歳-90歳あたりで死ぬのがいいのかもしれない。
おいら自身は80歳程度までなら生きていたいと思うが、
それ以上は長生きしても意味は無いかな、と思っている。
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