PT3を取り付けても、そのままではテレビ視聴・録画はできない。
テレビ視聴・録画の環境を構築しなければならないが、
1.PT3用のBonDriverを入手
2.視聴ソフト TVTEST.exe を入手
3.B25ライブラリの入手(B-CASカード関連のライブラリ)
4.TVTEST.exeの視聴用設定
5.録画用ソフト EDCB.exe を入手
6.EDCB.exeの録画用設定
となる。
B-CASカードはUSBタイプのカードリーダ(2000円程度)を購入して差し込めばよく、TVTESTはカード装置を自動取得する。
このあたりの詳細は割愛する。
ググれば今でもたくさんヒットするし、情報も豊富だ。
PT3を購入した2012年当時は、ちょうどB-CASカード問題が出始めた時期だったのだが
その当時は苦労もなくソフト(ソースコード付き)の入手が簡単だったことが幸いした。
(今でも入手は海外から可能らしいが)
とりあえず、入手したバイナリ(exe)で動作確認した後、
ソースコードを元に自力で64bitでビルドしたものに置換して使用した。
なぜかというと、入手したバイナリは32bitでビルドされていたのが気に食わないだけ。
せっかくWindowsが64bitで動作させているのだから、ソフトもそれに合わせて64bitネイティブに動かせるものなら
64bitでビルドしてしまおうと考えただけ。
ビルド環境は自宅PCにVisualStudioをインストールしても良かったのだがそこまでする必要もなく、
開発用のノートPCのVisualStudio2010でビルドした。
64bitにするなら全て(exeやdllやlib)を64bitにしないといけない。
64bit化は全部終わるまでは手間暇かかったが、これをしたことが後で役に立つことになった。
TVTESTはソースコードがあるので、自分で改変してビルドが可能なんですよ(これが何を意味するかは割愛)。
PT3はある程度PCに詳しくないと手出しが難しいものではあるが、多少でも詳しい人間ならば手を出す価値はある。
これを入手して世界が変わった(というのは大げさか)。
PT3は1つでは、地デジ2チャンネル、BS/CS2チャンネルの合計4チャンネルで同時に視聴・録画が可能だ。
PT3を複数枚数にすればそれだけ多チャンネルで視聴・録画が可能になる。
多チャンネルで視聴も可能で、家庭内ネットワークにアンテナからの信号を流せる。
本来はアンテナからの信号を受けてというところを、ネットワークから信号を受けてということで、
チューナーはなくてもテレビ視聴・録画が別1PCで可能になるという、テレビの世界がPCネットワークで無限に構築できるのだ。
その気になれば、テレビサーバーを1台仕立てあげて多チャンネルで録画しつつ、家庭内の複数のPCをテレビに
することも可能になり、実際にそういう運用をしているユーザーもいるはず。
(この運用形態は法的にはどうなんだろうか、という思いはあるのとそこまでする必要がないのでおいらはやっていない)
とはいえ、今はテレビも安くなって2万も出せばテレビ1台は買えるのでPCで構築する方が費用はかえって高くつく。
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