FSQ106を搭載する赤道儀のEM200Temma2
こいつがなかなかいい仕事をしてくれる。
1.設置
いつも設置する場所は決まっている。地面にブロックを埋め込んであり、三脚をそこに載せる。
2.極軸
日付時刻で目盛を合わせ、極望で北極星を2010年のちょい上に合わせる。
3.鏡筒の向き
いつもパークで終了させる。東向きで水平、いわゆるTE(TelescopeEast)。
設置もこの向きにする。この状態で赤緯0度、赤経12時/0時の状態に目盛環がセットしてある。
4.PCとの接続
MaxImDL V5からConnectする直前にモーターをONとしConnect、パークが解除されて恒星時追尾。
5.基準星への導入
今の時期の夕方だと、東天でハマルかアルデバランを指定してGOTOする。
この段階では、運が良ければ基準星がCCDチップに載るし、載らない場合もあるがこれで構わない。
ここで、MaxImDLからAnalyze --> PinPoint AstrometryからPinPointを起動し星図解析を行う。
速ければ数秒、遅くても3分以内に解析が終了するのでその座標で一度Sync。
そこから再度、基準星にGOTOすると、CCDのど真ん中に基準星が来る。
ファインダーやハンドコントローラーは使わない。PCからの操作のみ行う。
この状態になると、どの天体もほぼCCDの真ん中付近に導入してくれる。
6.追尾精度
極望で合わせただけだが、極軸が合っているのを実感するのはその追尾精度だ。
AOガイドを行っているが、短焦点(530mm)のせいもあるが、セルフガイドがほとんど発動しない。
まれに発動するが一晩で2・3回あるかないか、Ditherガイドで振った場合にまれに起こる程度。
これだけ完璧な動作をしてくれるのだから、大当たりの機材だと思う。