FSQ106はシャープでいい機材なんだが、ピントが非常にシビアである。
気温の変動で簡単にピント位置がどんどんずれる。
昔みたいに一度ピントを固定して撮影すると、間違いなくピントを外す。
フォーカサーがあるから撮影中にピントを移動させながら撮影ができる、いい時代になったものだ。
ただし、いつも張り付いて気温を監視することになるので気が休まらない。
監視するのは、温度計で気温を、FWHMモニターで、1枚毎のFWHM値を見ながらピントを移動させる。
MaxImDL V5なら、カメラウインドウの3D表示のところを、camera2(ガイドチップ)でFWHM TIME表示に
すればガイドごとのFWHMモニター表示にはなるが、AOガイドはこれがうまく機能せず、セルフガイドでないと実用にはならないようだ。だから、CCDInspectorのFWHMモニターで撮影画像1枚毎の判断となる。
気温については、鏡筒を設置してから最低1時間は放置して気温に慣らす。
あとはデジタル温度計を見ながら、0.2度でフォーカサーを5ステップ移動させる。
1枚10分単位で撮影するので、2時間の撮影で50~60ステップは移動となるが、これでピントは合っている。これだけ移動すると、ピント固定だとピンボケになる。
ピントが合っているかどうかの判断は、1枚毎のFWHM値で数値が下がるか現状維持なら合っていると判断する。ただ、FWHM値はシーイングの影響も受けるので数値が上がったからといって即座に判断はできないが、シーイングは撮影していれば大体判断できるので総合的に判断しないといけない。
フォーカサー導入しようと思っておりますので参考にしております。
前のブログでフォーカスのソフトの説明が有りましがもし良ければまた載せて頂くと助かります。
フォーカスのソフトというのは、FocusMaxのことでしょうか?
それでしたら、また近いうちに掲載しようかと思います。