Stack処理をPixInsightでやってみたが(2)

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ダークの元画像が見当たらないが、
リモート先PCから自宅へ持って帰るUSBメモリにあるのではないか、
と思って調べたらUSB内にダークの元画像が100枚分あった。
これで、PixInsightのWBPPをやり直しだ。

20220822_1.png
これは、CCDStackで処理したR画像

20220825_1.png
こちらが、ダーク元画像をセットしてWBPPで処理したR画像

素晴らしい、同じ結果で処理された。

20220825_2.png
これで、L,R,G,B,Haを一括で処理した。
処理時間は古いノートPC(Coei7,4600番台,メモリ16GB)で53分。

ちなみに、今回作成したマスターダークや、マスターフラットは、
出力フォルダ中のものを取っておいて、次回からはこのマスターを指定すればよい。
マスターフラットは、ダーク処理(減算)した状態となる。

20220825_3.png
全画像を同じ位置あわせとするために、
Registration Reference Image にL画像の1枚を指定しておいた。
これを指定しておくと、L,R,G,Bで位置合わせが完了しており、
後でStarAlignmentをしなくて済む。

この下処理で重要なことは、
1.Normalization
2.Stack時のピクセル選別
であるが、ブラックボックス化しているので何をやっているかがわからない。
ドキュメントには書いてあるが、画像の枚数などで最適なパラメタで処理
しているような感じだ。
これはPixInsightに任せるしかない。

それはそうと、これで次のステージに進められる。
というか、やっとスタートラインに立ったようなものだ。

次はLRGB合成となるが、いきなりやっても、
20220825_4.png
STFでリンク外すと、カラー画像とは思えないのが出来上がる。
星の位置は合っているので、WBPPで一括で星の位置合わせができている。

20220825_5.png
RGB合成は、星の色は出るが、銀河の色は出にくい。

たのしい天体観測様のワークフローを見ると、
RGB画像とL画像は個別に処理して、最後にLRGB合成するフローとなっている。
ここはそう簡単にはいかない。

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このページは、ピカチュウが2022年8月25日 08:00に書いたブログ記事です。

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