異邦人

異邦人といえば、カミュの小説で有名だ。
主人公ムルソーの不条理な生き方が・・・ではなく、
ちょうど40年前、久保田早紀により大ヒットした有名な楽曲だ。

久保田早紀の異邦人は大ヒットし、多くのミュージシャンがカバーしている。
ところが、その後のヒット曲がなく、一発屋と評価されても仕方がなく、芸能界を去った。

おいらは洋楽を好んで聞いていたが、久保田早紀は好きだった。
但し、異邦人はあまり好きではない。
1枚目のアルバム「夢がたり」や2枚目の「天界」も大好きだ。
だが好きな曲＝売れる曲ではない。

1枚目のアルバム「夢がたり」には異邦人も収録されているが、
アルバム全体を通して聞くと、異邦人はやや違和感を感じる。
おいらの感想だがその違和感というのが、売れるためのアレンジだったのか、とも思う。
Youtubeなんかで本人が語っているが、
異邦人はもともと別の原曲があって、
それは中央線の電車で、八王子駅から眺めた景色を曲にしたのだという。
電機メーカーとのタイアップや売れる曲作りのために手直しを重ねたということらしい。
それで異邦人は大ヒットとなった。