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2009年5月26日
 ■ 新聞の1面に掲載

kiji.jpg

先日、新聞社から取材を受けたことが、本日の新聞に掲載された。しかも1面に。
今日は仕事先でもいろいろ言われた。
 
 
もう新月期に入っているが晴れそうで晴れない。
6月は梅雨入りだから5月に撮っておかないといけないが、どうも天候が安定しない。

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2009年5月24日
 ■ 光軸調整

最近は天候も悪く、機材いじりもしていないのでブログ更新もサボり気味。

本日は、久しぶりに機材ネタ。
といっても自分のではなく、お隣さんの機材。
お隣さんの主砲が帰還したのはいいのだが、フラット撮影が無茶苦茶で光軸が狂っているのではないかということで、様子を見に行ってきた。

接眼部から覗くと明らかに狂っている。バッフルが斜めに見えている。
タカハシ・センタリングスコープを持って行って光軸調整を開始。
副鏡・主鏡と押し引きねじで調整するが、どうもしっくりこない。
というのも、手順としては副鏡のセンタリングを真っ先にしないといけないのだが、副鏡のセンターがそもそもわからない。
筒先から見ると副鏡にはセンターマークが貼ってある。
センタリングスコープからは、このセンターマークが確認できない。
じっくりと注意深くセンタリングスコープを覗いてみると、ようやくわかった。

今度はじっくりと副鏡のセンタリングを行う。
その後、主鏡の調整を行い調整終了。
100点満点ではないが98点ぐらいか。
後は実際に恒星像で確認しないと何とも言えないが、明日の夜は晴れそうなので本日はこれまで。

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2009年5月16日
 ■ 仕事が速いな、デル

最近ネタもなく、更新をさぼっている。

先週、ドーム内に設置したデルのネットブックPCが起動しなくなった。
ここのところ、月が大きいのと天気が良くないので撮影できなくても問題はない。

デルのサポートに電話をかけて修理依頼をした。
翌日、佐川急便が引き取りに来て持っていったのだが、それから2日後(つまり今日)
修理して配達してくれた。

何という素早い対応、デルを見直ししたぞ。

dell_6.jpg

dell_7.jpg

WindowsXPが起動して問題なく動作する。
ついでにFocusMAXの挙動がおかしいので、3.4.19のものに戻す。
あすはこれをドームへ持って行って設置するか。
そろそろ5月の新月期、撮影シーズンに入る。

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2009年5月10日
 ■ 地元新聞社からの取材

福井新聞社コウノトリ支局の記者さんから取材があった。

コウノトリ支局というのは、ドームの近くの集落の空き家になっている民家に、今年2月だったか3月だったかに設置された。
ドームからもよく見えるし、コウノトリ支局からもドームが良く見える。
ドームは目立つ建物だから絶対に気になっているだろうし、そのうち取材が来るんじゃないかと思っていたら、その通りになった。

コウノトリというのは、鳥のコウノトリで、少し説明が必要だ。
コウノトリは1950年代までは福井県内にもあちこちいたらしいが野生のは絶滅した。
時代背景としては、田圃の圃場整理と農薬による環境破壊でエサが少なくなったことによる。
その反面、コメの収穫は上がり、その後コメ余りとなって減反政策となる。

1970年、ちょうど大阪万博の後だったか、冬にシベリア方面から1羽のコウノトリが
福井県に、しかもおいら(当時小3)の通っていた小学校の近くに飛来した。
当時の小学5年6年が中心となってドジョウやフナなどエサになるものを探してきてコウノトリに与えていたのだが、下くちばしの半分が欠けていて満足にエサが食べられなく徐々に衰弱していった。それでとっ捕まえて兵庫県豊岡市のコウノトリセンター?に送って人口くちばしを装着して回復。その後長生きして4・5年前までは生きていた。現在は孫が4羽いるという。

そのような経緯もあって、自然の残るあの地区に再びコウノトリを呼び戻そうと地元の人たちの活動を情報発信するために福井新聞社がコウノトリ支局を開設し、新聞記者を常駐させて取材にあたっているというわけ。

本日は、お隣さんとともに取材を受け、夜には土星を見てもらって取材は終了。
記者さんは、望遠鏡で土星を見るのは初めてだという。
記者さんは、田圃作業とか農作業とか田舎暮らしの取材ばかりで天文関係は全然違う分野の取材だから面白かったのではないかと思っている。

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2009年5月 5日
 ■ FWHMモニター

fwhm.jpg

CCDInspectorをインストールすると、おまけ?でインストールしてくれるのが、このFWHMモニター。
MaxImDLで撮像中、1枚毎に撮像画像のどこかの星像のFWHMやHFDを表示してくれる。

シーイングが一定なら、温度変化によるピント位置のズレ具合の把握ができる。
温度が一定なら、シーイングの変化が把握できる。
しかし実際にはシーイングや温度はばらばらに変動するので、変動の原因が何かをつかむのは難しい。
ただ、気温の変動については鏡筒のクセをつかんでピント位置を変動させてやれば、純粋にシーイングの変動の目安としての利用ができる。

こうやってモニターしていると、シーイングというのは、いつもめまぐるしく変動しているのがわかる。徐々に良くなったり悪くなったりする場合もあれば、突発的に良くなったり悪くなったりもする。

とはいえ、このソフトが本当に必要かというと、なくても構わない。
これでモニターしなくても、ガイド状況のFWHMの値でシーイングがわかるといえばわかる。

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2009年5月 4日
 ■ 気温の変動が激しい

前回撮影時は気温の変動が激しかった。
昼は暑いが夜は寒い。

        19:00  23:00  3:00
外気温    11℃   7℃   4℃
ドーム内   16℃   7℃   4℃
Focuser   20℃  12℃   9℃

大体こんな感じだったか。Focuserの温度は外気温より5℃高い値を示す。
これだけ気温の変動が激しいと、当然ピント位置も変動する。
FRC300は、この季節は、約1℃の変動で、約50ミクロンIn側へ移動するので
PDFだと、1℃あたり40ステップ分となる。

ドームのスリットを開けてから約1時間は気温を慣らさないといけないが、
その後は割と気温に連動しながらリニアに変化するようだ。

focus1.jpg

MaxImDLから、Focuserの温度をモニターしながら、0.5℃の変動で20ステップIn側に移動させる。
PCのモニターをにらめっこしているので、手操作でやってはいるが、
気温を取得してFocuserを制御するスクリプトを組むことができたら楽なんだろうなと思う。
 
 
話は変わって、MaxImDLのFocusのこの画面にもV-Curveがある。
一度、試しに使ったことがあるが、FocusMAXとは挙動が違う。
FocusMAXは、開始地点と終了地点を最初に指定してから移動させる方式だが、
MaxImDLは、勝手に移動しながらV-Curveを描いていく方式だと思った。
もうFocusMAXに慣れてしまっているので、いまさらMaxImDL方式ではやらないけど。

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2009年5月 3日
 ■ Windows7 RC版

windows7rc.jpg

次期WindowsのRC版、
一般向けには5月7日にダウンロードというが、一足先にインストールしてみた。
今はゴールデンウイーク真っ最中ではあるが、どこも出かける予定はない。

前回はベータ版、ビルド7000だったが、RC版ではビルド7100となり、日本語化もかなり進んできたが、まだ随所に英語の痕跡が残っている。
ベータ版のときから安定度が高く、完成度も高いのでつまらなかったが、RC版も完成度が高く、やはりつまらない。一度動かしてみてもう飽きた。

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2009年5月 2日
 ■ びらびらは難しい

M57-Ha.jpg
M57 H-Alpha 15m X 12枚

3時間かけて撮影したM57のHa画像。
周辺の淡いビラビラが写っているといえば写ってはいるがこれじゃ厳しい。
もっとも空の状態が悪かったという要因はあるので、月があっても透明度のよさそうな時にもう一度チャレンジしてみる価値はある。

M57は難易度の低い、易しい対象ではある。
小さいけれども輝度が高いので、F10のシュミカセでもよく写る。

すばるで一躍有名になったM57の周囲にある淡い星雲だが、これをきっちり写し撮るのは条件にも恵まれないと無理がある。しかし根性出せば写るのは写るのでそのうち皆やりだすかもしれない。
そうなると、フォトコンなんかでは周囲のビラビラが写らないと入選できないという風潮になったらそれはそれで困るかも?

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2009年5月 1日
 ■ 撮影再開

20090430.jpg

昨晩は撮影のため、ドームへ。
もう、この新月期はあきらめてはいるが、リハビリも兼ねて撮影。

MaxImDL5.06とFocusMax最新版をインストールして、まずはピント合わせ。
V_Curveを実行したら、延々と何度でも繰り返す。
バグなのか仕様なのかはわからないが、V_Curve終了直後には強制的にSTOPしないと使えない。

この時期、撮る対象がぱっとしないので、NGC4725のRGB画像を撮り増しすることにした。
空が白っぽくて透明度が悪い。
いつもなら 2xビニングの5分でやるが、今回は、2xビニング、10分とした。
R:10m(2x) 4枚
G:10m(2x) 6枚
B:10m(2x) 8枚
これが終了して、0時ちょっと前。

月が残っているがほとんど西の山にかかっている。低空だからか、かすんで輪郭がはっきりしない。

今度は、M57に向ける。
M57本体の周囲にある、淡いビラビラをH-Alphaで狙う。
15mX12枚で約3時間の露光だ。
これも3時過ぎには完了したものの、空が白くてはっきりいって良くない状況だった。
はくちょう座からいて座の天の川がわからない。
いて座の南斗六星すらはっきり見えない極悪状態だったので、写りは良くないかもしれない。

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