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2009年5月10日

 ■ 地元新聞社からの取材

福井新聞社コウノトリ支局の記者さんから取材があった。

コウノトリ支局というのは、ドームの近くの集落の空き家になっている民家に、今年2月だったか3月だったかに設置された。
ドームからもよく見えるし、コウノトリ支局からもドームが良く見える。
ドームは目立つ建物だから絶対に気になっているだろうし、そのうち取材が来るんじゃないかと思っていたら、その通りになった。

コウノトリというのは、鳥のコウノトリで、少し説明が必要だ。
コウノトリは1950年代までは福井県内にもあちこちいたらしいが野生のは絶滅した。
時代背景としては、田圃の圃場整理と農薬による環境破壊でエサが少なくなったことによる。
その反面、コメの収穫は上がり、その後コメ余りとなって減反政策となる。

1970年、ちょうど大阪万博の後だったか、冬にシベリア方面から1羽のコウノトリが
福井県に、しかもおいら(当時小3)の通っていた小学校の近くに飛来した。
当時の小学5年6年が中心となってドジョウやフナなどエサになるものを探してきてコウノトリに与えていたのだが、下くちばしの半分が欠けていて満足にエサが食べられなく徐々に衰弱していった。それでとっ捕まえて兵庫県豊岡市のコウノトリセンター?に送って人口くちばしを装着して回復。その後長生きして4・5年前までは生きていた。現在は孫が4羽いるという。

そのような経緯もあって、自然の残るあの地区に再びコウノトリを呼び戻そうと地元の人たちの活動を情報発信するために福井新聞社がコウノトリ支局を開設し、新聞記者を常駐させて取材にあたっているというわけ。

本日は、お隣さんとともに取材を受け、夜には土星を見てもらって取材は終了。
記者さんは、望遠鏡で土星を見るのは初めてだという。
記者さんは、田圃作業とか農作業とか田舎暮らしの取材ばかりで天文関係は全然違う分野の取材だから面白かったのではないかと思っている。

投稿者 pikachu7500 : 2009年5月10日 22:13

コメント

へえ〜、すごい繋がりですね。

投稿者 かわうそ : 2009年5月11日 10:45

かわうそさん、こんばんは。
そのうち新聞に載るかもしれません。
(全国紙ではないのですが)

投稿者 ここの管理人 : 2009年5月11日 19:26

コウノトリの話 こちら兵庫の豊岡ですよね 
その話知ってますよ 
くちばしのなくなった コウノトリそちら方から
来たんですね ずーと前に見た覚えがあります
まさか 管理人さんが小学校の時に餌をやってたなんて
思ってもみなかったです。

取材で土星を見せたとかですが 素人さんには
とても 見ごたえがあったでしょう
私も 取材受けたことがありました
娘三人と私と90センチのジンデン鏡が設置されたときに一番乗りして 取材受けたのを思い出しました・・・
地元新聞に載ったら 一躍 有名人になってしまいますね

投稿者 部長 : 2009年5月11日 20:30

部長さん、こんばんは。
兵庫県の人である程度の年配の人ならご存じだと思っていました。姫路と豊岡はかなり離れていると思いますが、部長さんがご存じだったとは恐れ入ります。
コウノトリの姿は今でも覚えていますがエサやりは多分していなかったと思います。
当時は真冬で(今と違って)積雪が1m程度は楽にあって一面雪で覆われていましたから、エサ探しは苦労したと思うんですよ。田圃の周辺の小川(川には雪はないですが)に入ってエサを探すのは寒いし手足は冷たいだろうし相当大変だったと思います。

土星はシーイングもまあまあよくてきれいに見えていました。記者さんも感動してくれたと思います。

投稿者 ここの管理人 : 2009年5月11日 21:29

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