かわうさんがPinPointを取り上げているが、この機能が便利だということをよくわかってらっしゃる。
それなりの設定はしないといけないが難しいものではない。
便利な使い方(1)過去の撮影画像を撮り増しする場合、同一構図になるように自動導入。
MaxImDLで過去の画像を開いて
PinPointを実行し、
右クリックして、一番下の "Slew to PinPoint Center"をクリックするだけ。
(その前に天体と望遠鏡を同期しておく必要はあるが)
ただし、これで導入はしてくれるが、ローテータまでは連動して回転まではしてくれない。
回転させるなら、"Observatory" の "Zoom"から右クリックして "Move Rotator"で回転させるか、スクリプト組んでやるかしないといけない。
"Sync Rotator to Solved Image"は、ローテータを同期してくれるが回転をしてくれるわけではないので注意が必要だ。
便利な使い方(2)構図の向きをきっちり合わせる。
PinPointを実行した結果、中心座標を出してくれるが、真北を0度として向き(回転角度)を表示してくれるので、構図の縦横を赤経赤緯に合わせるには、この角度を、0,90,180,270°にあわせてやればよい。ローテータがあれば一発だが、ローテータがなければこの角度を見ながら手動で追い込めばよい。見た感じで適当に合わせるよりもずっと正確に合わせられる。
便利な使い方(3)レデューサやフラットナーを使用した場合での正確な焦点距離やF値を求める。
これも先ほどのPinPoint結果に焦点距離の表示がある。これはかなり正確に出してくれるので楽ちんだ。F値は焦点距離÷口径で計算するしかないけど。