フラット考察

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フラット処理(撮影や画像処理)について考えてみた。
馬鹿の考え休むに似たりとは思うけれど。

撮影:スカイフラット方式で撮影したが、恒星時追尾しながらの撮影
そのため、低空は光害カブリで、中央が明るいフラット画像となる。
しかし、天頂付近は光害カブリが少なく、のっぺりしたフラット画像で、
こののっぺりフラットはフラット画像に含めるのか除外するのか迷った。
(実際には除外した)

RGB画像の撮影:最初は2xビニングで5分露光としたが、
これでは光が足りず(のっぺりになる)、15分露光とした。

フラット画像作成:のっぺりフラットを除外して加算平均
ゴミはないので全体にぼかし処理をかける。

フラット補正処理(L):周辺減光が過剰補正、斜めカブリあり。
周辺減光が過剰補正といっても、激しくはない、ほんの少しだけ。
ということは、ほぼフラット画像としてはまあまあだったってことか。
これはステライメージ7で処理した。
斜めカブリについては、IC5146の赤緯座標とフラット撮影時の赤緯座標が異なっている。
フラット撮影時の赤緯はIC5146よりも南寄りだ。
斜めカブリは、画像の上(北)が暗く、下(南)が明るい。
これは赤緯座標の違いにより、差が出たものと思われるが、
これもステライメージ7で処理した。

フラット補正処理(RGB):R画像が、ほんの少しだけ周辺減光が過剰補正。
これもステライメージ7で処理したが、処理しなくてもいいレベル。
RGB画像はフラット画像としてなかなかいい感じであったと思う。

実際の撮影画像は、低緯度から始まり、南中を過ぎ、また低緯度に向かう。
1枚毎にフラット補正は微妙に異なるはずだが、
Stackするので、すべて平均化してしまう。
だからフラット画像も平均化して使うので、スカイフラット方式でもやる意味はある。
今から思えば、のっぺりフラットも除外せずに処理してもよかったのかもしれない。

フラットって大事だねえ。

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このページは、ピカチュウが2021年10月 8日 08:00に書いたブログ記事です。

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