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2006年7月30日
 ■ まゆ星雲、IC5146

IC5146.jpg
FRC300RD(F5.9) ST-2000XCM+AO-7 20m x 9枚 -10℃

天頂付近のものは、まあ処理がしやすいが、しばらくやってないと感が鈍る。

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2006年7月29日
 ■ 2ヶ月ぶりの撮像、NGC7293

NGC7293.jpg
FRC300RD(F5.9) ST-2000XCM+AO-7 20m x 8枚 -10℃

低空はつらいなあ、背景の荒れがどうしようもない。
昨年の悔しさだけで強引に狙ってみたけれども、なんか安物のプラスチック製品のような質感。
やはり天頂狙いが無難かもね。

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2006年7月14日
 ■ 夏は忙しいんだよ

夏はどちらかというと好きな季節ではあるが、ここ数年、嫌いになった。
なぜかというと、1年で最も忙しい季節になってしまったから。
子供は夏休みでヒマをもてあますからいいかもしれないけれども、大人は忙しいんだよ。
平日は仕事、土日はいろんな行事が毎週毎週あってちっとも休めない。
ただでさえ暑くて体力を消耗するのに休めないので疲れが溜まる。

子供はお泊りでどこか旅行へ連れてけと勝手なことを抜かしやがるが行けるヒマはねえんだよ。
(まあ、ポケモン映画くらいは連れて行ってやるがな)

今月も、市民体育会で7月は土日つぶされるし、子ども会の行事、
ラジコンヘリの航空防除(農薬をラジコンヘリでまく)、PTAの廃品回収、
ゲートボール大会、町内の奉仕作業、、、もういや。

ラジコンヘリは、朝の4:30に集合して12:00まで作業が続くのと、平日は仕事を休まないといけないし、いい加減にしてくれや。

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2006年7月 6日
 ■ シリウスB

季節的には全く逆で冬の天体であるシリウスに関する薀蓄話。

おおいぬ座のシリウスには伴星があり、シリウスBと呼ばれる白色矮星である。
明るさは8.7等級であるが、主星のシリウスAが-1.5等級と明るすぎることと、近接している(2006年現在は約7秒、最大で約11秒、最小で約2秒)ために確認が難しいとされ、確認には口径25センチ以上の望遠鏡が必要とされるらしい。

最初の発見は観測から導かれた理論上の発見であった。
1800年代前半から中ごろ、ドイツのベッセルがシリウスの固有運動を観測してきたが動きが直線ではなくふらつきがあることを発見し、この理由としてシリウスが連星系で見えない伴星があるのではないかと考えた。

実際の発見は、1862年1月、アメリカで屈折望遠鏡を作っていたクラークによる。
口径約47センチの巨大アクロマート屈折望遠鏡がほぼ完成し、迷光がどれだけ残っているかのテストに(1月だったからか)たまたまシリウスを使った。
視野の端っこにシリウスを入れ、追尾を止めてシリウスを視野から逃がして迷光の残光を計測していたが、シリウスが消えても星の明かりが残っていたのをきっかけに伴星が発見された。たまたまこの時期は伴星が主星から離れていたこと、伴星が迷光のテストの向きに位置していたというラッキーな状況であったとされる。(逆の配置だったら発見されなかったであろうといわれている)

その後の測定で、伴星の公転周期は約50年、離心率の大きい扁平な楕円軌道であり、観測好機なのは約50年周期であることがわかった。
1870年、1920年、1970年、2020年の前後約10年程度が観測に適しているので、今は2006年であるが、これからがシリウスBの観測や撮影のチャンスとなる時期にかかってくることになる。

シリウスまでの距離は約8.6光年、連星系の運動がわかればケプラーの法則から質量も求められること、固有運動のふらつき具合から主星と伴星の質量比も求められるので、シリウスBの質量は太陽の0.94倍(太陽とほぼ同じ質量)と見積もられた。

1915年、ウイルソン山天文台のアダムズがシリウスBのスペクトル観測を行い、スペクトル型はF型、表面温度は8000度と推測した。太陽とほぼ同じ重さなのに温度が高い(太陽の表面温度は6000度)ことから、シリウスBの表面積が非常に小さく、大きさが非常に小さい(太陽の直径の約1/35程度と推定)が密度は非常に重くなる(水の比重の50万倍程度)ことから白色矮星であると初めて確認された天体となった。

今は、主星がシリウスA(質量は太陽の2倍強程度)でその周囲を伴星のシリウスBが公転しているが、過去においては対場は逆転していた。
連星系であるために、この2つの恒星はほぼ同時期に誕生したと考えられる。
シリウスBも最初は主系列星でシリウスAよりも大きく明るく輝いていた時期があった。
しかし、重量が重いほど大きく明るくなるが寿命が短い。
シリウスBは、主系列星→赤色巨星→ドカン→白色矮星と先に進化してしまっている。
一方、シリウスAは今も主系列星で輝いていることから、シリウスBよりも当初の重量は少なくて
シリウスAが伴星、シリウスBが主星であった時代が過去にはあったとされている。

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2006年7月 4日
 ■ いつの間にやら

7月になっていて、ブログの更新も滞ってしまった。
今までは仕事が忙しい場合に更新が滞る場合が多かったが今回は違う。
仕事は忙しいわけではなく、私用の雑用が多すぎて忙しかったのと、天気が悪くて撮影ができなかったこと、やる気をなくしていたことがその理由である。

6月終わりから7月初めにかけては全く撮影ができなかった。
7月の応募はなし、、、orz

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