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2008年12月10日

 ■ 処理難航、NGC2403

NGC2403_L.jpg

NGC2403、L画像のみ、クリックで等倍表示

淡い銀河はL画像は何とかなっても、色画像はS/Nが悪くて処理が難航している。
ビニング5分は失敗だったかも?
ビニングしても10分か15分は露光した方が良かったかもしれない。
枚数を稼げば大量コンポジットで何とかなるかと思っていたがダメなものはダメだ。

投稿者 pikachu7500 : 2008年12月10日 21:15

コメント

天文用だけではなく、いろいろとCCD関連書籍を読めば判りますが、ビニングでS/Nがあがるのはあくまでも、リードノイズだけ。
つまり、ダークノイズは下がってくれないです。
もちろん、計算上ではダークノイズまみれになっても、4倍S/Nがあがる計算にはなりますが、、

も、ひとつ落とし穴があるのは、ビニングした時に、ダーク減算を行っている場合ですね。
ビニングしてそのままであれば、確かに感度4倍ですが、ダーク減算を行うとこれを1/√2で割った値が画質向上分となります(つまりはコンポジットの逆ですからねー、画像減算って)
そうすると、4*0.7=2.8倍。
まあ、実際感覚的にもこんな感じですよね。
ソフトビニング(感度2倍)よりは画質がいいのは確かですから、、。

あとは感度4倍というとチョット語弊があって、
同じ画質を得るのに露出時間を1/4に短縮できるってことかな。
つまり、1枚辺りに十分に連続露出をかけるのであれば、ビニングの効果は薄くなっていきますから、
恐らく、1×1で撮った方が理屈にはあってはいます。
実際には非常に光量が少なければやはりビニングするっきゃないですが・・。

光害光でも背景レベルがあがっていくようだと、やはりビニングの効果は薄くなります。
画質劣化している要因は別(光害)であってリードノイズではなくなりますからね。
低輝度レベルでの画質改善に大きな効果があるのであって、読み出しノイズを越える光量が入ってしまうと、実質上では意味は成さないのがビニングなわけです。(計算上ではやっぱ4倍になるんでしょうけど)

投稿者 uto : 2008年12月12日 16:59

utoさん、コメントありがとうございます。
仰ることは理解できるのですが、輝度がある程度あればの話であって、輝度が低い場合はビニングしてももっと露光をかけないとS/Nが上がらないんですわ。
(カメラがABGタイプで感度が悪いということもあるんですけど)
対象によって撮り方を根本的に見直す必要があります。

光害は全くないわけではありませんが比較的恵まれている環境にあるようです。(その分晴天率が悪いのですが)ですから思いっきり露光時間を延ばせば何とかなると思ってます。

投稿者 ここの管理人 : 2008年12月12日 17:29

露出を伸ばすなら、ビニングしなくても、と思うんですが、やっぱダメっすかねー?

パラレル機だったら、KAF1602E(NABG)が遊んでいるんで、お貸しして使って貰おうかなとも思ったのですが、、残念。

投稿者 uto : 2008年12月15日 12:21

utoさん、ご厚意ありがとうございます。
パラレル機はAO-8がつかないんですわ。
それに天候の悪い季節で、次回撮影は早ければ2月、実際は3月がいいところでしょうから当分何もできません。

投稿者 ここの管理人 : 2008年12月15日 12:40

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