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2007年7月 3日

 ■ 最初に覚えたCCD

hana.jpg
(↑この画像と本文は無関係)

最初にCCDという言葉を覚えたのはもう25年位前になる。
その時のCCDとは Charge-Coupled Devices ではなく、
Carbonate Compensation Depth の CCDであった。

これは地質学の講義で出てきた言葉で、もちろん地質学の試験にも出たのを覚えている。
記述式の試験で、次の語句を説明せよ(CCD、 アルベド、、、ETC)というのがあった。

天文学での試験なら Charge-Coupled Devices として記述すべきなのだろうが
(utoさんはパーフェクトな解答を記述するだろうけど)
地質学ではCharge-Coupled Devicesを書くとXになる。

当時、どんな内容を記述したのか忘れたが、
Carbonate Compensation Depth とは、日本語では炭酸カルシウム補償深度という語句になる。
通常、炭酸カルシウム(CaCO3)は海水には溶けない。
溶けないからこそ、外骨格に炭酸カルシウムを使う生物(貝類、サンゴ、浮遊性有孔虫等)が生存でき、
その結果、サンゴ礁や石灰岩が形成される。
しかし、ある程度の深海になると、溶けないはずの炭酸カルシウムが海水に溶けてしまう。
この溶け出す水深の深さを CCD (Carbonate Compensation Depth)という。
この深度は地域によって異なるが、3000-4000m位の深海である。

これによって何がわかるかというと、地質調査で堆積岩の由来を浅海の堆積なのか深海での堆積なのかを特定できるのだ。
浅海では炭酸塩岩で、おもに方解石(calcitel)やアラゴナイト(aragonite)などCaCO3からなる。
カルシウムCaがマグネシウムMgに置換されたものはドロマイトと呼ばれる。
一方、深海の堆積では炭酸カルシウム分は溶けてなくなるために、主成分は石英SiO2となり、
チャートと呼ばれる。石英の由来は海綿骨針、放散虫殻とも言われている。

ついでに、アルベドについて
一般的には地表面が太陽の光を反射する割合のことで、反射率という。
天文学では惑星のアルベド(反射率)でその違いがうんたらとなるが、
地質学では氷河の発達とからめないといけない。
地表(海面でもいいが)が雪や氷に覆われて白くなるとアルベドが高くなり
太陽エネルギーを反射してしまう。その結果、地表の温度が上がらずに氷が解けない。
そのため、気温が低下し、ますます雪や氷が拡大していく。
これをアルベド効果という。
これが氷河期の氷河を拡大する要因でもある。

投稿者 pikachu7500 : 2007年7月 3日 21:00

コメント

私も同じ頃にCCDを知りましたが、それは
"ConCatenated Disk"
の意味でした。でした、て言うか今でも私のコンピュータで"ccd"のマニュアルを引くと
その意味で出てきます。複数のHDDを束ねて1つのdiskのように使うという、要するにRAID
の前身なんですが、我が家ではまだ現役です。

投稿者 GPE-R200SS : 2007年7月 3日 22:44

GPE-R200SS さん、おはようございます。
3文字で略すと別の意味ってのは色々あるだろうと思います。
天文やるようになってから、冷却CCDがどうたらとか最初は違和感がありまして違う意味なんだろうなと思っていました。

投稿者 ここの管理人 : 2007年7月 4日 06:41

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