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2007年3月28日

 ■ 自宅サーバー保守(3)

サーバーとして稼働している分には全く問題はないが、不具合がいくつか出てきた。

1つ目は、日本語入力がおかしくなる。
最初にインストールした時から、Wnn, Canna, Kinput2 でやってきたが、SCIMというものが新しく入ってきて妙なことになっている。
SCIMというのは、Windows のIMEのようなもので画面右下に言語バーみたいなのが表示される。
問題なのは、昔から使っている旧日本語入力系とSCIMがバッティングしているようで、日本語入力するととたんにハングアップする。
結局、Wnn, Canna, Kinput2を削除して、SCIMのみにした。
これをやると、GUIモードでない場合は日本語入力ができなくなるが仕方がない。

2点目はどうでもいいことではあるが、DVDプレイヤー "totem-xine"で音が出ない。
昔ヒマな時に、"xine"のソースをとってきてビルドして動かそうとしたが起動直後にすぐに終了してしまった。これはこれで放っておいたが、いつの間にか、"xine"が"totem-xine"として標準で組み込まれている。
こいつを動かしても、必要なパッケージやライブラリがないのでそのままでは動かないが、ちゃんと必要なものを追加でインストールするとあっけなく動いた。
saba5.jpg
初回は、映像も表示され音も出ていてあっけなく動いたのが信じられなかったが、2回目以降に起動すると音が出ない。さんざん悩んだ挙句に、esd(E Sound Daemon)が悪さしていることがわかった。
こいつのプロセスを調べて殺してやれば音が鳴る。
しかし、このやり方が通用するのは1回のみである。
esdを削除すればいいとは思ったが、HDDを交換してクリーンインストールする方向は決めていたので
そのままにしておくことにした。
もっとも普段からTVやらDVDはほとんど見ないのと、何が悲しくてLinuxサーバーでDVDを見る必要性があるのか?とも思う。

確か最初は、VineLinux2.5 から始まり、2.6 -> 3.0 -> 3.1 -> 3.2 -> 4.0 -> 4.1 とバージョンを上げてきた。この間に内部がいろいろ変わっていて古いモジュールが悪さしているのは間違いない。
クリーンイストールで一度リセットしてやり直すのがいいみたい。

投稿者 pikachu7500 : 2007年3月28日 18:51

コメント

こんばんは。

私も自宅サーバーで、運用しています。1/16Cのグローバルアドレスを
割り当ててもらい、メールサーバーやWWW等の主要部分は全て自宅内に
置いています。(八年前に2001:200:121::/48のIPv6・NLA2を割り当ててもらい、
八年前から、IPv6 Readyです。)

20年くらい前から、UNIX 4.3BSDを使うようになったのですが、その関係で、
現在のサーバーは、FreeBSD 6.2-STABLEで運用しているところです。

十二年くらい前までは、サーバーで遊んでいたのですが、十年くらい
前から、サーバーとクライエントの機能を分離し、分業体制にしました。

現在は、プライマリサーバーとファイルサーバーをメインにし、セカンダリは、
バックアップ程度にしています。クライエントはWindowsです。

プライマリ:Xeon 2.13GHz, RAM 2GB, HDD 640GB (RAID0+1で320GB)
セカンダリ:P4-3EGHz, RAM 1GB, HDD 320GB (RAID1で160GB)
ファイルサーバー: 2.5TB (RAID5 でホットスペアを除いて1.5TB)
クライエント:Core2 Duo 2.4GHz, RAM 3GB, Windows XP, 撮影・画像処理用

その他:バックアップ用の撮影用マシンと画像処理マシンを用意しています。
ノート以外はRAID1にしています。
画像データは、RAIDの環境に入れ、ファイルサーバー等にバックアップしています。

実は、昨年から、少しづつ旧世代のマシンが壊れはじめましたので、
今回、思い切って入れ替えた次第です。

投稿者 K&R : 2007年3月28日 21:01

K&Rさん、こんばんは。

なかなか豪華なサーバー群ですね。
私のところは時代遅れのものを有効利用しますのでこんあに豪華にはならんとです。
移行を考えると同じハード構成で2台分あると検証がしやすいのですが、1台だけですから夜の1時以降にこっそりと移行しました。

自宅サーバーも電気代はかかりますが自分で運用するのも楽しい部分もありますし、メアドを好きに作れるのもメリットかと思います。

娘にPC与えて好きにさせてますが、メールが送れないと文句を言ってきたことがありまして、メールログを調査したところ、相手はドコモ、こちらのSMTPは正常に機能したけれども、ドコモから"Reject"を返してきていることがわかり、相手がメール着信を拒否しているから設定を見直してくれと、原因を特定して解決したこともありまして、自前でメールサーバーやっていてログを見れるからどこに原因があるのかの判断はしやすいところはあります。

投稿者 ここの管理人 : 2007年3月29日 19:37

管理人さん、こんばんは。

ここまでサーバーを一新したのは、実は13年振りでした。
昨年から立て続けに4台故障し、危なくなってきましたので、
思い切って一新に踏み切りました。
普段は、クライエントとしては遅くなったものの安定している
マシンをサーバーに回しています。前のサーバーはPentium-II 450MHz
だったのですが、八年近くがんばってくれました。

おっしゃる通りで、自前でサーバーを運用していると、
何か問題があった時の原因がわかりやすいのがいいですね。

投稿者 K&R : 2007年3月30日 18:25

K&Rさん、こんばんは。

日本では、新しいPCは、Windows(今ならVistaか?)にして余ったものをサーバーにあてるパターンだと思います。
LinuxやFreeBSDにしてもサーバー用途は文句なしですが、デスクトップ用途にはまだまだ周回遅れでWindowsには追いつけないような気がしています。
オフィス互換ソフトやマルチメディア系も充実してきましたが、MicrosoftOfficeには勝てません。VBAでごりごりとか特殊なDB連携とかがどうしても弱いんですね。

しかし、VBAとかしがらみがない単純作業ならWindowsでなくても十分やれる環境にはあるんですね。
日本じゃ無理だろうけど外国ではそういう動きはかなりあるようで、アメリカDELLではLinuxプリインストールのクライアント用PCを販売するらしいですし、日本でもそうなったら欲しいなあと思ってます。

投稿者 ここの管理人 : 2007年3月30日 19:55

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