2007年10月15日
GIGABYTE製のマザーボード GA-965P-DS4 (Rev3.3) のBIOSを改造する。
AWARD BIOS 1MB タイプのBIOSである。
BIOS改造は失敗したらマザーボードが動かなくなるので自己責任で行うこと。
素人は真似してはいけない。
GIGA-BYTEのサイトよりBIOSをダウンロードし解凍する。
BIOSのファイル名は "965PDS4.F10"
管理者モードでコマンドプロンプトを開き、USモード(CHCP 437)
BIOSよりACPIテーブルを抜き出す。
次の手順でテーブルを追加するため、
BIOSよりACPIテーブル領域を一度解放する。
非圧縮モードでSLICテーブルを追加する。
バイナリエディタを起動し、BIOSファイルを読み込む。
"SLIC"の文字列検索を行い、アドレスを取得する。
この場合、アドレスは、0xD3220 となる。
ここで、BIOSファイルのサイズが重要になってくる。
このBIOSは1MBタイプなので、FFF00000 の値を使用する。
0xFFF00000 + 0xD3220 = 0xFFFD3220 となる。
これを下からバイト単位に並び替えして、"20 32 FD FF" とし、メモする。
(IntelCPUはリトルエンディアンなのでさかさまにする必要がある)
最初に作成した、ACPITBL.BIN をバイナリエディタで開く。
"RSDT"の次が、0x34 なので +4 して 0x38
(後で出てくるがアドレス情報の4バイト分を追加するため)
"RSDT"の次を0x38に変更
"GBT "を"DELL "に変更
"GBTUACPI" を "M07 "に変更
"FXCP" の直前に 4バイトを挿入し、先ほど求めた "20 32 FD FF" を埋め込む。
変更は以上、ACPITBL.BIN を保存する。
先ほど変更したACPITBL.BINを元のBIOSに追加する。
これでBIOS改造は終了。
改造したBIOSを使って実際にマザーボードのBIOSをアップデートする。
改造方法を間違えているとBIOSが起動しなくなるので慎重に作業を行うこと。
もちろん、改造は自己責任であることを肝に銘じて失敗したとしても泣かないこと。
BIOSアップデートが成功したら、OSを起動し、某ソフトで
SLICテーブル情報とそのアドレス情報が正しいことを確認する。
投稿者 pikachu7500 : 2007年10月15日 21:25