2006年2月 8日
今から3年前、確か2003年(厄年)のことになるが、
突然、腰痛になって身動きがとれなくなって入院したことがある。
本当に動けなくなって救急車を呼んで病院へ搬送してもらった。
このときに、このまま不自由な身体ではもう天文人生は終わったと思った。
もしよくなって身動きがとれる様になったら、いつ死んでもいいように
思いっきり高価な望遠鏡を買って思い残すことのないような人生にしてやろうと思ったのが始まりである。
ちょうどその頃は、天文ガイドに編集部取り扱い商品として、
・非常に高価ではあるがマニアのために
・高橋製作所に頼み込んで特別に取り扱う
というような感じの内容で毎月必ずFRC300が掲載されていた。
しかるべき時期が来たら、人生最後の望遠鏡として勝負に出ようかと思った。
2004年になって厄年も終わり、いよいよ本格的に検討を始めて、候補を絞った。
1.当初の予定通りに国産FRC300
2.アメリカ、RCOS社のRC
3.ロシアの250RCか360RC
まず、3.のロシア鏡筒は早々に候補から外れた。
理由は、250では口径が小さい。人生最後の勝負だから最低でも30センチは欲しい。
かといって360RCは重すぎて、NJPにはどうあがいても搭載不可能。
(今から思うと、重量や取り扱いの面で250RCが手頃でいいと思っている)
というわけで、国産か米国産かで大いに悩んだ。
米国製は、30センチでも重量は軽くNJPにも十分搭載可能であり、バックフォーカスも長くて
AO−7も余裕でピントが出るだろうが、CCD専用で銀塩の中判撮影は無理だろう。
国産は、NJPに載るかどうかが不安、AO−7もピントが苦しいかもしれない。
どっちもどっちで悩み眠れぬ夜が続いたが、ちょうどその頃
1.天文ガイドに、山形の新星ハンター・板垣さんの機材でNJPにFRC搭載の写真が掲載。
2.高橋製作所に頼めばバックフォーカスを長くしてくれるらしいという噂(これはガセネタだったが)。
これが決め手になり、高橋製作所でいこうと決着がついた。
そうと決まれば、早速天文ガイド編集部に電話して
1.注文をしたい
2.幅鏡の位置を5ミリ後ろに下げてくれ
と注文をつけたのだが、
1.簡単な資料は送ります(すぐ来た)。注文書は高橋製作所から来るのではないか(実は来なかった)。
2.メーカーではそのようなこと(幅鏡位置変更)はやっていない(これは本当だった)。
という回答しかなく、窓口の役目を果たしてくれない。
結局、注文書を書いて(というかプリンター出力)高橋製作所に送って正式注文となった。
部品が全くなくて全部1から作る、納期は最短でも4ヶ月は見てくれということと、
幅鏡の位置をずらすと本来の性能が出ないので改造は引き受けられないこと、
の連絡は受けた。
投稿者 pikachu7500 : 2006年2月 8日 00:01
コメント
ってーことは、点画通さなくてもいいじゃん、、
30cmは正解だと思いますよ。
自分も機材を模索していますが、惑星写真も星雲写真も25cmで素晴らしい解像力!!というのはあまりみかけませんでした。
30cmからかな、、と思います。
投稿者 uto : 2006年2月 8日 15:10
> 点画通さなくてもいいじゃん
そうなんです。1ヶ月待ったんですが何の音沙汰もなく。
やはり30cmが一応の目安ですか。
投稿者 ここの管理人 : 2006年2月 8日 20:02