2008年12月29日
本来、STLカメラにはAO-Lという専用のオプションがある。
AO-8はSTシリーズ用に用意されてる。
ところが、AO-8をお持ちの方はよくわかっていると思うが、AO-8はSTL用の規格で作られている。
AO-8のカメラ側のプレートには、ST接続用の4つ穴とSTL接続用の4つ穴があり、
光路面のくりぬき円形の大きさはSTLの開口部の大きさと同じである。
さらにAO-8の光学系側のプレートは、STL接続用の規格で、ST用にわざわざ輪っか1枚噛ませている。(この輪っかはもちろん取り外せる)
ということを考えると、AO-8は本来STL1001/1301/用に開発されたのではないかと思えるフシがある。
その後、35ミリフルサイズのSTL11000を出すにあたって、さすがにAO-8では無理だからAO-LをSTL専用にしたような感じではないかと思う。
試しにSTL6303にAO-8を接続してみた。(上の画像)
これを見ると、6303でも何とかケラレなしで行けそうな感じがしている。
こちらの画像は、AO-8を逆向き(にしないとPDFのモーターにぶつかる)に取り付け、さらに、FLI-PDFとSTL接続リングまで取り付けた状態(上の画像)
STL11000Mなら無理だが6303なら何となくいけそうな感じ。
FRCに接続して、ドームスリットに向けフラットを撮影したのがこれ。
レベル補正かけて見やすくしたが(それでもわかりにくいけど)、4隅にほんの少しケラレの形跡があるが、これでいけそうな感じはしている。
実際に天体に向けて撮影していないから何とも言えないが、AO-8で行けるならこれで行こうかという気持ちはある。実際にやってみてどうしてもAO-Lでなければならないのなら、AO-Lを手配しようかと思っている。
投稿者 pikachu7500 : 2008年12月29日 13:20
コメント
この感じならAO8で十分いけそうですね。完全に光の来ない部分があるとフラット補正が効かなくなっちゃうんですけどこれなら大丈夫だと思いますね。AO8でAPS越えまで使えるなら、外部ガイダー端子のあるSTを使ってデジカメやFLIにAO使用することも可能ですね。
投稿者 MIK(田舎) : 2008年12月30日 10:01
MIK(田舎)さん、いろいろお世話になりまして本当にありがとうございます。
AO-8なんですが、十分な大きさがありますから、AO-8とオフアキを組み合わせて他社製カメラでいいとこ取りをすることはできそうな感じがします。アメリカあたりで誰かがやっていそうな気もしますね。
投稿者 ここの管理人 : 2008年12月30日 11:56
これなら問題ないと思います。
AO-8 は、STL で使っても十分な強度がありますから、
望遠鏡の接眼部の強度に問題がなければ大丈夫でしょう。
SXV-OAG で面倒な思いをしたため、マージンを大きめに
とる癖が出てしまい、大丈夫かな?と思っていました。
STL-1301E と 2000〜3000mm なら、セルフガイドで十分
ですが、STL-6303E だと、AO が欲しいところですね。
投稿者 K&R : 2008年12月30日 19:42
K&Rさん、こんばんは。
接眼部の強度は問題ないと思っております。
ですから後は、実写してみて確認なんですが、当分先になりそうです。
冬の天候を考えると太平洋側へ移住したくなりますがそう簡単にはいかないですね。
投稿者 ここの管理人 : 2008年12月30日 20:31