« インチの罠 | メイン | 迷ったけど »

2008年4月21日

 ■ 悩むなあ

ドーム制御装置として、いろいろ考えているのだが
エルデ光器のものと
SkyGroove の News LX で悩む。
どちらも似たような値段だし、それぞれ一長一短があって決め手に欠ける。

エルデ光器のものは、エンコーダーは抜きにして、ドーム連動機さえ購入すればすべてできる。
欠点はASCOM制御ができないことか。

NewsLXは、ASCOM制御ができるようなのでこれはこれで後々役に立つ。
欠点はスリット開閉が標準でできないのだが、これは外付け装置を組み合わせればやれる。
その分お金が多少掛かるかという程度だが最終的にはどちらも金額的には変わらないだろう。

NewsLXの場合のスリット開閉だが、IPアドレスを指定して電源をON/OFFさせる電源装置を買ってここに開閉の信号線を繋げればよいのだ。(開で1系統、閉で1系統で合計2つのコンセントを使う)
ニッシンドームのスリット開閉装置は、センサーを内蔵し開ボタンを押し続けても目いっぱい開いたところでセンサーが反応してモーターを停止する。もちろん、閉じる場合も同様で、いわゆるインテリジェント型の開閉装置といえる。
スリット開閉の信号線といったって100Vの電源をモーターにつないで正回転か逆回転かだけなので100Vコンセントの電源ON/OFFがそのままスリット開閉になるわけだ。

まあ現時点でのドーム内機器では、エルデ光器のもので十分であるわけだが、将来的に
大型赤道儀を買ってリモート天文台にしてリモート制御を行おうとした場合、NewsLXのASCOM
対応がものすごく便利になってくる。
大型赤道儀もいつ買うことができるのかわからないし、メーカーにもよるが赤道儀と制御装置はセットで買うものかもしれないし未来のことは何にもわからない。

エルデ光器も実績はあるようだしこれが無難かなあ?
エルデ光器はPCのソフトウエアから制御するソフトもあるのだが、おそらくバッチ処理はできないだろう。PCからソフトを起動し、各種ボタンクリックで操作を行う。
Windows用のソフトでキー操作やマウス操作を記憶して再現できるものを使えば、スリット開だけ行うとか、閉だけ行うことだけを再現させてバッチ処理的にできなくもない。

Newsにした場合、IPアドレスでON/OFFさせる電源装置も、標準ではWEBから指示することはもちろんできるのだが、TELNETでも操作できるので、バッチ的にやるならこちらの方が制御しやすいかもしれない。詳細はよくわからないがTELNETでできるということは、IPアドレスと特定のポートを指定してコマンド文字列を送ってやれば制御できるのではないかと思っている。これならVisualBasicでちょろちょろとソフトを書けば済む程度なのでこっちが使いやすいかなあ?

バッチ的に処理するというのは、完全リモート運用にした場合、
1.気象センサーで天候がよいことを確認
2.ドームのスリットを開ける
3.赤道儀のポジション状態を確認する
4.指定の天体へ鏡筒を向ける
5.目的の天体がカメラでとらえているか?
6.カメラ回転装置をカメラの向きを決定する
7.フォーカサーでフォーカスを合わせる
8.指定の枚数でLRGBの撮像を行う
9.赤道儀のポジションを指定位置へ待機させる
10.ドームのスリットを閉じる
11.各機器の電源を切る
12.制御用PCのシャットダウン
といったことを一覧の動作を順番に自動で動かすことをいう。
この場合に、ドームのスリットを開ける場合にはPCの画面を呼び出してソフトを起動して
スリット開ける操作をいちいち手でやってられるか、というわけで、一連の制御ソフトの中で
スリット開ける動作のみできるしくみを作っておいてそれを呼び出すということができないと困るわけだ。
ASCOMはそのあたり便利に使える仕組みが満載されている。

投稿者 pikachu7500 : 2008年4月21日 18:46

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)