2005年10月 9日
FRC-300(RD)F5.9 ST-2000XCM+AO-7 10分×12枚
M33中心部。
何年か前に天ガで四国の(というか世界の)T.T.氏によるNGC604を中心にした
画像が入選していたのを今でも覚えている。
それに対抗するわけではないが、やはりM33が中心でNGC604は脇役であろう。
まあ、脇役といっても気になる天体なので、今回は北を上じゃなくて回転させて
無理やり脇役に登場してもらった。
ST-2000カラー、画像処理で大変苦労している。
モノクロのフィルターワークを駆使した画像に比べて劣るのは仕方がない。
(実際に劣っている)
カラーは4ピクセルで1画素の色情報になるので解像感が劣るとさんざん言われていて
ベテランさんはキワモノとしてカラーCCDにはあまり手を出さない。
解像感が劣っているのは確かで、撮像画像をLRGBに分解すると、
背景がものすごくざらついていることで実感できる。
ここを画像処理でカバーするわけだが、ぼかしフィルターやら、NeatImageとかで
ごまかすしかないのだが、ベテランのutoさんには簡単に見破られてしまう。
カラーは劣るとはいえ、モノクロLRGBを100点とすると80点くらいは、
処理次第で何とかなるであろう。
しかし、欠点は欠点としても、モノクロに比べて質ではかなわないにしても
量でカバーすることは可能である。
モノクロLRGBでは頑張っても1晩に1天体がやっとだったが、
カラーでは3つや4つは撮れる。
質よりも量で勝負できる。
投稿者 pikachu7500 : 2005年10月 9日 00:01
コメント
なかなか迫力のあるM33ですね。先にお見せ頂いた画像の時はシャープネスが強い印象でしたが、今回は良好に色合いが調整されていると思います。この日の晩は兵庫もシーイングが最悪でしたが(天気は快晴)、よく撮れていると思います。他の画像も見せて下さい。
投稿者 よっちゃん : 2005年10月 9日 00:18