2005年7月 3日
■ ヘタレ眼視チェック
梅雨時で、天気が悪くて天体のファーストライトさえ行っていないFSQ。
とりあえず、手持ちのアイピースでFSQの眼視性能をチェック。
ただし、地上の鉄塔の先端部を昼の明るい時に覗いてみたが、
もともと撮影屋で眼視はあまりやらないので正確なインプレッションではない。
1.ナグラータイプ5、31ミリ(通称:毒キノコ)
倍率は17倍と最も低倍率。中央付近の見え味は普通で、悪くもないし
特に良いとも感じられない。倍率が低すぎて正直よくわからない。
ただし、最周辺部のダレはよくわかるが、超広角であることのメリットは大きい。
天の川を流して散策するのにはよいだろう。
2.ペンタックスXL14
倍率は約38倍で月面全域を見るのにはちょうどよい。
ヌケもよく、周辺部の乱れもなく、すっきりとした見え味でよい。
3.ビクセンLV10
倍率は約53倍となる。
ペンタックスXL14とほぼ同等か、やや悪いかな、値段の割にはよく見える。
4.タカハシOr7
倍率は約76倍。
視界がやや狭いがヌケよし、周辺部よし、周辺部の色ずれもない。
5.ラジアン4
倍率は133倍。
これくらいになると惑星用としてどうかが気になるところ。
中央部は全く問題なし。周辺部にほんの少し色ずれが確認できるが
アイピースのせいなのか、光学系によるものかの判断がつかない。
中央部は驚くほどすきっとしており、惑星用にはとてもよいと思う。
眼視での印象としては、フォトビジュアルのうたい文句にうそはない。
色収差のない像を見せられるともう後戻りできない。
一種のぜいたく病かもしれない。
投稿者 pikachu7500 : 2005年7月 3日 16:34