タイムマシンを考える(2)

| コメント(0) | トラックバック(0)

タイムマシンを設計するにしても、時空間をどのように定義するのか?
これが非常に難しい問題ではある。

例えば地球上のA地点があったとする。
1日前のA地点をA(-1)とする。A(-1)には、1日前の時間と空間座標を格納する。
本日のA地点をA(0)とする。A(0)には、同様の時空間を格納する。
1日後のA地点をA(+1)とする。A(+1)には、同様の時空間を格納する。

時間軸だけで見ると、
A(-1)、A(0)、A(+1)では、1日づつずれているだけである。
ところが、空間座標でみると、
A(-1)、A(0)、A(+1)では、変化があるのか、ないのか?
ここが問題である。

別の視点で考えてみると、
A(-1)、A(0)、A(+1)での空間座標は
地球基準というか、地上座標で考えると、変化はない。
太陽基準というか、太陽系で考えると、変化はある。
(地球の公転軸上での変化がある)
天の川銀河基準で考えると、変化はものすごくある。
おとめ座銀河団基準で考えると、変化は考えるのも面倒だ。
宇宙全体で考えると宇宙の基準点は? → 定義不能だ。

というわけで、考えるのも面倒になってきた。
とりあえず、地球基準で考えることにするか。
地球基準で考えるとかなり単純化できる。
太陽系基準で考えると、月惑星系まで範囲を広げられるのだがな。

但し、地球基準でのタイムマシンというものは、当然地球だけの話である。
だから過去や未来に行っても、月の満ち欠けや惑星の位置までは保証されない。
それは本当に正しいタイムマシンなのか?という問題にぶち当たる。

アメリカでターミネータークロニクルというTV番組シリーズがあった。
未来から送られたターミネーターが、1世紀ほど古い時代に間違って送られた。
そのターミネーターがとった行動というのは、夜空を見上げて、
星の配置を測量し、星図データベースと照合し時代を特定する、というもの。
ネタバラシになるが、ターミネーターは事業を起こし、ビルを建て、
(目的のためとはいえ、凄い行動を起こすロボットだなwww)
壁の中に自身を隠して時が来るのをじっと待つ、という方法を取った。

こういうこともあるので、地球基準に限定するのは正しくないのだろう。
太陽系基準でもダメだ。

宇宙空間は重力の影響により歪んでいる。
この歪みを時空座標でどうとらえるかの問題もある。

ここまで考えてみたが先に進めない。
きっとおいらの考え方が間違っているのだろう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://pikachu.ddo.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1841

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.8.2

このブログ記事について

このページは、ピカチュウが2023年2月10日 08:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「タイムマシンを考える」です。

次のブログ記事は「タイムマシンを考える(3)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。