ボーナスとボケナス

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おいらはボーナスに縁がない。
うちの親はボーナスをもらう仕事をしていなかったので
子供のころはボーナスが何のことかさっぱりわからボケナスだった。

社会人になってサラリーマンをやってボーナスの有難みが分かった。
30年以上も前のことで今とは違うだろうが、
昔のボーナスは所得税だけ5%だったか10%だったか控除されるだけだった。
額面通り貰えるわけではなかったが、それでも納得できる金額だった。
サラリーマンを辞めたら(当たり前だが)ボーナスとは縁が切れてしまった。

いつからだったか、ボーナスからも社保を差っ引くようになったはず。
これは結構でかいんだよ。
だから今のサラリーマンはボーナスの額面と手取り額の落差はかなり大きいはず。
(これは計算式が代わっただけで、月例給与の社保は下がってトータルでは同じか)

この社保の控除率が(こっそりと)上がってきた。
税務署からくる案内で今年の年末調整の仕方とか、
今年の制度改正でここが変わりますという書面がくるので
こっそりではなくきちんと通知はくる。
国民一人一人に通知は来ないと思うけどネットで見ればちゃんと確認できる。

消費税を上げるには国会での審議を必要とするので
マスコミも騒ぐし総選挙もやるだろうから大多数の人は認識するはず。
ところが社保の控除率は国会で審議?しているかは不明だが上がってきた。
(税制調査会ってやつかな?)
どのような基準で決定しているのかがわからないが、
上がることはあっても下がることはない。
上がった年からはしばらく据え置きで、数年後には上がっての繰り返しだ。
この制度を考えたボケナスは余程賢いというか切れ者だったのだな。

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コメント(2)

こんばんわ

今晩のニュースで、
今年夏のボーナスの平均は、
90万円ちょっとだったとか報道されていましたね。
ボーナスが出るのは良い事です。

私も一度定年になって年契約の継続雇用だったのですが、
今年からシステムを変えて、ボーナスが復帰しました。
契約なのは変わらないのだけど。
実質65才定年にしようということですね。

問題は、
契約雇用の人たちですね。

うちの会社では、そんな反社会的な契約は好ましくない。
ということで、
契約社員は正規職員契約に移行して久しいです。
非正規は、小泉大臣と竹中蔵相の大罪ですね。

同じ仕事をするのだから、
待遇は同じとするべき、という全く当然の論理としました。

もちろん、
会社は人を見ていますから、誰でもという訳でもないのですが、評価の指標は明快です。

大学の研究者や臨時講師の人たちの境遇も非常に不安定で、
私の天文仲間でも医学部で研究をしている人がいます。
契約はプロジェクトごと、いろいろな国立大学を渡り歩いています。
結婚して子供も居るのですが、単身赴任しています。
彼らにはボーナスは無いし、雇用の保証も無いのです。
おそらく天文の研究をしているポストドクターも多く、
副業で塾講師や大学講師をしている人も多い事でしょう。

イギリスでは、
芸術家、音楽家、研究者の賃金を最低補償するシステムがあって、
その額に足りない場合は、国が仕事を斡旋してくれるのです。
逆に、
そうでもしなければ、彼らの環境が維持できず
、文化が廃れてしまうという危機感からでした。
今から40年くらい前にそのシステムを造りました。

アメリカの場合、
企業利潤の10パーセントは、文化か芸術家、スポーツのために提供しなければならないということだそうなので、
大学の研究者は、それら企業にプレゼンテーションを行って、
研究費を賄っています。
日本にはそういうシステムも無いです。

日本という国は、
特に文化面では相当に立ち遅れている後進国だとしみじみ思いますね。

n2068ddさん、おはようございます。
やはり非正規雇用の人たちはかわいそうだと思います。
企業は人件費を減らして内部留保をため込みますが国民の平均給与をかなり下げてきました。
日本の給与が30年上がらないとマスコミはいってますが当たり前の話です。これで昔の中間層が低所得層に移行して購買力も低下し少子高齢化になっているわけですから。
小泉竹中の雇用面での政策は間違いなので派遣の見直しをすべきなんですがそこは政治家もマスコミは言わない。

アメリカやイギリスの制度は全く知りませんが、いい精度だと思います。日本でも真似すればいいと思います。特に研修者の待遇が悪いのは何とかしないとますます日本の技術力が低下するばかりだと思います。

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このページは、ピカチュウが2022年6月21日 08:00に書いたブログ記事です。

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